ガーデン
デザイン
メンテナンスが楽な庭の作り方

茨城県で外構工事を手がけるリバーガーデンです。
お客様に外構のご希望を伺う際に「掃除がしやすい庭にしたい」「手入れの時間がなかなか取れない」というご相談をよくいただきます。
実際、全国的に共働き世帯の増加や高齢化が進むなか、茨城県でも日々の負担を軽くしながら快適に過ごせる庭を求める声が増えてきました。
そこでこの記事では、外構のプロである私たちリバーガーデンが、庭のメンテナンスを楽にする設計の工夫や、素材選びのポイントについてわかりやすくご紹介します。
目次
手入れが簡単な庭のポイントとは?

庭づくりでは、見た目の美しさに加えて、日々の手入れがしやすいことも重要になります。
特に茨城県は温暖な地域で、春から秋にかけて雑草が伸び、草取りに手を焼くご家庭が多いようです。
皆さんの庭の管理を楽にする、3つのポイントを解説していきます。
項目 | 内容の概要 | 効果 |
---|---|---|
雑草を抑える工夫 | 防草シートや砂利・舗装材を使って雑草を防ぐ | 草取りの手間が減り、きれいに保てる |
水やりを自動化 | タイマー付きスプリンクラーなどで水やりを効率化 | あまり手入れをしなくても植物が元気に育つ |
掃除しやすい素材 | 土の跳ね返りや落ち葉を掃除しやすい床材を使用 | 汚れが溜まりにくく、日々の掃除が簡単 |
1.雑草を抑える工夫
雑草は放っておくとすぐに伸びてしまい、庭の見栄えが悪くなるだけでなく、草むしりの頻度が増えてしまいます。
そのため、雑草が生えやすい場所には、あらかじめ防草対策をしておくことが肝心です。
通路や花壇まわりのスペースに、防草シートや砂利、舗装材を施しておけば、草取りの回数を減らして管理が楽になります。
2.水やりを自動化
庭に植物があると、毎日の水やりに意外と時間をとられます。
そこで便利なのが、タイマー機能付きのスプリンクラーや自動散水装置です。設定した時間に自動で水やりするので、忙しい朝や旅行中でも植物が枯れません。
設置はそれほど難しくないので、植物を育てたいけれど手間を減らしたいという方におすすめです。
3.掃除のしやすさが大切
通路や隅の部分は、庭の中でも落ち葉や泥がたまり、汚れが目立つ場所です。
ここでは、あらかじめ掃除しやすい素材を選んでおくとメンテナンスが楽になります。
たとえば、凹凸が少なく、水はけの良いタイルや平板を使えばデッキブラシやホースで手早く洗い流せるので、掃除の回数を減らすことができます。
素材選びで手入れしやすさが変わる!

掃除の手間が少ない庭をつくるには、使用する外構素材の選び方がとても重要です。
たとえば、茨城県の内陸部では1日の寒暖差が大きいので、庭づくりでは気温差に強く、ひび割れにくい素材を選ぶ必要があります。
一方、沿岸部では潮風や湿気の影響を受けるので、錆びにくく、水はけのよい素材が欠かせません。
掃除やメンテナンスがしやすい代表的な外構素材について、その特徴と手入れのしやすさを解説します。
素材名 | 特徴 | メンテナンス頻度 |
---|---|---|
コンクリート舗装 | 頑丈で汚れが付きにくい | 年に数回の洗浄でOK |
人工芝 | 雑草が生えにくく手入れ不要 | 定期的なブラッシング程度 |
樹脂製フェンス | サビ・腐食がなく色あせしにくい | 掃除・塗装の手間が不要 |
劣化しにくいタイルやコンクリート舗装
タイルやコンクリートは雨風や紫外線に強く、長期間使っても見た目が大きく変わりにくいことが特長です。
定期的な補修やクリーニングは最低限で良いので、他の素材よりメンテナンスの手間が少なくなります。
また、シンプルなデザインが多く、さまざまなスタイルの住宅になじみやすいので、掃除のしやすさを重視したい場所に合う素材です。
芝生の庭なら人工芝がおすすめ
芝生は緑の広がりが美しく、自然な雰囲気を演出できる庭素材です。しかし、天然芝は定期的な芝刈りや水やりが欠かせないうえ、冬には茶色く枯れてしまいます。
一方、人工芝であれば草刈りや肥料の世話をしなくても、一年中きれいな緑色です。
初期費用は天然芝よりやや高くなりますが、最近では質の高い製品が増えており、手間をかけずに芝生のある庭を楽しみたいご家庭に選ばれています。
掃除だけで長持ちする目隠しフェンス・塀
庭のプライバシーを守るためのフェンスや塀は、素材選びによって維持する手間が大きく変わります。
人気の樹脂製やアルミ製のフェンスは、木製に比べて塗り直しの必要がなく、紫外線や雨に強いので、定期的に汚れを拭き取るだけで長く使えます。
さらに、カラーバリエーションやデザインが豊富なので、家の外観や家族のライフスタイルに合わせて自由に計画しやすい点が魅力です。
動線を意識したレイアウトで管理を楽に

デザインだけを優先して庭づくりをすると、実際に使い始めてから通路が歩きにくい、水場が遠くて使いづらい、などの不便さに気づくことがあります。
メンテナンスが楽な庭を作るには、素材や植物選びだけでなく、人がどう動くかという動線を意識したレイアウトをするのがポイントです。
工夫ポイント | 内容 | メリット |
---|---|---|
通路は全面舗装 | 雑草が生えず、掃除しやすい | 掃き掃除が楽に |
水場や物置を使う場所に配置 | 掃除用具や、ホース・ジョウロの使用がしやすい | 動線が短くなる |
収納はデザインの一部に | 景観を損なわず、使いたいときにすぐアクセスできる | 掃除・管理が続けやすい |
人の通る動線は舗装する
庭の通路を土のままにしておくと、雨の日にはぬかるんでしまったり、泥で靴が汚れてしまうことがあります。
人がよく通る場所には、芝や草地ではなくコンクリートやタイル、平板で舗装しておきましょう。
雑草の発生を防げるうえ、水はけが良くなり掃除が楽になります。
水場や物置の配置を見直す
水やりや掃除を効率よく行うには、水道や物置の配置に工夫が必要です。
たとえば、花壇のそばに蛇口を設けておけば水やりがスムーズになり、汚れやすい場所の近くに物置を設置すれば、道具の出し入れが簡単です。
また、茨城県北部のように冬の冷え込みが厳しい地域では、あらかじめ水やり用のホースセットの収納場所を設計に組み込んでおくことで、凍結対策になります。
収納は庭のデザインとして組み込む
ホウキやチリトリなどの掃除道具は、出しっぱなしにしておくと生活感が出やすいため、多くのご家庭では目立たない場所に隠して収納しています。
しかし、道具類は使いたいときにすぐ取り出せないと不便なので、庭の雰囲気になじむ扉付きの収納ベンチや収納庫を採用するのがひとつの方法です。
あらかじめ外構デザインの中に、収納スペースを組み込んでおくと良いでしょう。
庭の植物は手入れのいらない品種を選ぶ

庭の管理を楽にするには、大きな世話が必要なく、毎年安定して育つ植物を選ぶことがコツです。
特に、忙しい方や園芸に慣れていない初心者の方には、水やりや剪定が少なくすみ、病害虫に強い種類を選ぶと管理がしやすくなります。
常緑低木で一年中グリーンを楽しむ
常緑低木は、季節を問わず葉が落ちにくく、庭の緑を一年中楽しめるうえ、手入れの手間が少ない植物です。
なかでも、成長がゆるやかで剪定があまりいらない品種を選べば、木の形をきれいにキープできます。
たとえば、病害虫に強く丈夫なアベリアやマホニアは、初心者に扱いやすい木の代表例です。
毎年花が咲く多年草・宿根草
多年草や宿根草は、一度植えると毎年自然に花を咲かせてくれるので、植え替える必要がなく、管理が楽です。
また、時期によって姿が変わる品種もあり、手間をかけずに庭に季節感を演出できます。
庭の設計をする段階で開花時期や草丈を考慮しながら配置することで、四季折々の花を楽しむことができるでしょう。
乾燥と日陰に強いグランドカバーを選ぶ
グランドカバーとは、地面を覆うように広がることで、雑草の伸びを抑える効果がある植物です。
生命力の強い品種が多いので、茨城県の気候に適したグランドカバーを選べば、水やりや病害虫対策といった日々の手入れが最低限で済みます。
また、フッキソウやリシマキアのように日陰に強い品種であれば、北側の庭や建物の影になる場所でも枯れることなく長持ちです。
手入れが楽な庭づくりはプロの視点を活用しよう

手間のかからない庭をつくりたいと思っても、自分だけで設計や素材を選ぶのは、判断が難しい場合があります。
完成後の使い勝手や維持管理まで見据えた計画を立てるには、外構のプロに相談するのが確実な方法です。
特に茨城県で外構工事を依頼する場合は、地域の気候や特性に詳しい地元業者に依頼すれば、より実用的でメンテナンスしやすい庭づくりができます。
現地調査とヒアリング
外構業者に相談すると、まず現地で敷地の状況を確認しながら、要望を丁寧にヒアリングしてもらえます。
このときに「手間を減らしたい」「雑草をなんとかしたい」「水やりを楽にしたい」といった希望を具体的に伝えると、好みに合うプランを引き出しやすいです。
また、敷地の形状や日当たり、動線をみながらの設計になるので、どこまで要望が叶うか、何が難しいかといった、現実的な見通しを立てることができます。
プロ目線の設計アドバイスを受けられる
外構のプロに相談すると、建物の方角や周囲の景色、さらに将来の生活の変化まで考えた庭づくりの提案を受けることができます。
たとえば、季節ごとの日当たりの変化を考えて植木を配置したり、将来メンテナンスしやすい素材を選ぶといった設計はプロならではの目線です。
専門家に相談することで、素材や植栽の選び方、全体の配色バランスなど、自分では見落としがちな選択肢に気づくことができます。
実際の施工事例を見ることができる
理想の外構を言葉でうまく伝えられないと感じる場合は、施工事例を見ることでイメージを確認でき、要望が整理しやすくなります。
外構会社のホームページやカタログ、施工事例集にはさまざまな完成例が紹介されています。好きな雰囲気や取り入れたいデザインを見つけるための手がかりになるでしょう。
加えて、プロに実例を解説してもらうことで、自分たちの希望と現実的なプランのバランスがとれるので、納得したうえで庭づくりを進めることができます。
定期メンテナンスの相談ができる
施工後の庭の維持には、外構業者の定期メンテナンスやアフターサービスが利用できます。
外構は完成したら終わりではなく、長く快適に使うには継続的な管理が欠かせません。
たとえば、植木の剪定や清掃、防草シートの状態点検といった季節ごとの作業を定期的に依頼することで、忙しい方や高齢者でも庭の状態を維持しやすくなります。
楽して楽しむ庭づくりは設計がカギ

庭をつくるからには、できるだけ長く快適に使い続けたいものです。とはいえ、普段の手入れに時間や手間がかかりすぎると負担になります。
だからこそ、庭の設計段階で、メンテナンスのしやすさを意識することが重要です。
雑草が生えにくい工夫や水やりの動線、掃除のしやすさを考えておくことで、完成後の管理が楽になります。
こうした設計は専門的な知識が求められます。素材や植物の取り入れ方、収納の配置まで含めて総合的にプランを立てるには、外構のプロに相談するのが安心です。
茨城県で外構工事を手がけるリバーガーデンでは、お客様のライフスタイルやご希望に合わせた、手入れのしやすい庭づくりをご提案しています。
現在庭の維持に悩んでいる方や、これから庭づくりを始めたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。