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樹脂製ウッドデッキのメリット・デメリット

茨城県で外構工事を行っているリバーガーデンです。
家で過ごす時間が増えるなか、「ウッドデッキを設置して庭での時間を楽しみたい」と考える方が増えています。
その中で注目されているのが、メンテナンスの手間が少なく見た目が美しい樹脂製ウッドデッキです。
ただ実際には、木製との違いや耐久性に対する疑問や不安を抱えている方が多いのではないでしょうか。
この記事では、樹脂製ウッドデッキのメリットとデメリットについてわかりやすくご紹介し、後悔のないウッドデッキ選びに役立つ情報をお届けします。
目次
樹脂製ウッドデッキとは?

ウッドデッキには、大きく分けて天然木と人工木(樹脂製)の2種類があります。
近年は、手入れのしやすさや耐久性の高さから、樹脂製ウッドデッキを選ぶ方が増えてきました。
では、樹脂製とはどのような素材で木製とは何が違うのか、まずはそれぞれの基本的な違いや構造についてご紹介します。
木製と樹脂製の違いは?
ウッドデッキというと、天然木をイメージされる方が多いでしょう。
しかし天然木は自然な風合いが魅力ですが、雨や紫外線の影響を受けやすく、定期的なメンテナンスが欠かせないデメリットがあります。
一方で、樹脂製ウッドデッキは、合成樹脂と木粉を混ぜて成形した人工木(じんこうもく)が主に使われている製品です。
そのため木のような見た目でありながら耐久性や防水性に優れており、手入れにかかる手間を大幅に軽減できます。
樹脂製ウッドデッキのメリット

ウッドデッキの素材を選ぶ際には、デザインや価格と同じくらい、耐久性やお手入れのしやすさといった実用面が気になるところです。
ここからは、樹脂製ウッドデッキならではのメリットについて、具体的なポイントごとに解説します。
メリット | 概要 | こんな人におすすめ |
---|---|---|
腐りにくい | ・水を吸収しにくく腐りにくい ・シロアリ被害のリスクが低い ・茨城県の湿気に強い | ・雨の多い地域に住んでいる ・木の劣化や害虫が気になる ・長く使いたい人 |
メンテナンスが楽 | ・年1回の塗装不要 ・汚れたら水拭きでOK ・ランニングコストが少ない | ・忙しくて手入れが面倒 ・高齢の家族がいる ・長期的にきれいを保ちたい |
見た目が美しい | ・木目調の加工がリアル ・ナチュラルカラーが豊富 ・外構デザインに馴染む | ・見た目にこだわりたい ・自然な風合いが好き ・木製に近い印象を求める |
ささくれが出ない | ・表面がなめらかでトゲが出にくい ・ひっかかりにくい ・長期間快適に使用できる | ・掃除の手間を省きたい ・安全性を重視したい |
腐食やシロアリの心配が少ない
天然木のウッドデッキは、風雨や湿気にさらされて徐々に腐食が進む、シロアリの被害を受ける、といったリスクがあります。
一方で、樹脂製ウッドデッキは水分を吸収しにくく、腐りにくい素材でつくられており、屋外で高い耐久性を保てる点がポイントです。
特に湿度の高い茨城県の気候では、防腐効果が高い素材の方が害虫が寄り付きにくく、安心して設置できます。
塗装不要でメンテナンスが簡単
樹脂製ウッドデッキの大きな魅力はお手入れのしやすさです。
天然木のように毎年塗装をしたり、防腐剤を塗り直したりする必要がなく、手間やコストが大幅に抑えられます。
また、汚れが気になる場合は水をかけてブラシでこするか、中性洗剤で軽く拭き取るだけで十分です。
見た目が美しく、天然木のような風合い
「人工木=不自然」という印象を持つ方が多いですが、近年の樹脂製ウッドデッキは質感や色味が非常にリアルに仕上げられています。
木目調の加工やナチュラルなカラーのバリエーションが豊富で、一見しただけでは天然木との違いがわからないほどです。
ナチュラルテイストの外構と相性が良く、見た目にこだわりたい方にとって満足度の高い選択肢になります。
経年劣化しにくく、快適な使い心地が続く
天然木のウッドデッキは、年数が経つにつれて表面がざらついたり、ささくれやトゲが出やすくなり衣類が引っかかったり、掃除がしにくくなってきます。
その点、樹脂製ウッドデッキは表面がなめらかで、経年による劣化が少ないのが特長です。
長く使っても質感が大きく変わらず、デッキブラシや掃除機でのお手入れがスムーズに行えます。
いつまでも快適な状態を保ちたい方にとって、安定して長期間使えることは大きな魅力になるはずです。
樹脂製ウッドデッキのデメリット

樹脂製ウッドデッキは素材としての性能が高い一方で、施工方法や使い方によって設置後の快適さや耐久性に差が出やすくなります。
デメリット | 概要 | 対策・検討ポイント |
---|---|---|
熱くなりやすい | ・樹脂は熱を吸収しやすい ・特に濃色は表面温度が高くなりがち ・素足では熱く感じる | ・明るめの色を選ぶ(ベージュ・グレー) ・シェードやタープを設置 ・サンダル使用で対策 |
経年変化はない | ・木目調だが本物の木の風合いには及ばない ・経年変化や木の手触りが少ない | ・質感にこだわる場合は実物を確認 ・木製サンプルと比較検討する |
初期費用が高い | ・素材や加工の分、天然木より高価な傾向 ・見積もりが予算を超える可能性 | ・長期目線で維持コストを比較する ・補助金やキャンペーンを活用 ・ランニングコスト込みで再検討 |
せっかく設置するなら、長く気持ちよく使えるように、確認すべきデメリットを押さえておくことが大切です。
夏場は熱くなりやすい
樹脂素材は太陽の熱を吸収しやすく、夏場の直射日光下では表面温度が高くなる傾向があります。
特に濃い色のデッキ材は、素足で歩けないほど熱くなる日があります。
そのため見た目だけで色を決めるのではなく、ベージュやグレーといった明るめの色を選ぶ、日よけを設置する、サンダルを履くといった工夫をしましょう。
天然木ほどの質感や経年変化はない
近年の樹脂製ウッドデッキは、かなり自然な見た目になってきていますが、本物の木と比べると、ぬくもりや風合いの変化はやや劣ります。
天然木特有の色合いの変化や質感に魅力を感じる方にとっては、少し物足りなく感じるかもしれません。
素材に本物らしさを求めるなら、実際にサンプルを取り寄せて、テクスチャを比較しながらの検討をおすすめします。
初期費用が高くなりやすい
樹脂製ウッドデッキは耐久性に優れている反面、天然木と比べて初期費用が高くなる傾向があります。
施工面積や仕様によって異なりますが、素材の単価が高いぶん、見積もりを見て驚かれる方が少なくありません。
ただし、長期的に見れば塗装や修繕の必要がなくメンテナンス費用を抑えられるので、目先の価格だけで判断せず、10年先を見越して検討しておくと安心です。
こんな方には樹脂製がおすすめ!

ウッドデッキを選ぶ際に多くの方が悩まれるのが、「天然木にするか、樹脂製にするか」という点です。
ライフスタイルや使用目的によって適した素材は異なるため、特に樹脂製ウッドデッキが向いている方の特徴について、わかりやすく解説します。
こんな方におすすめ | 背景・お悩み | 樹脂製が合う理由 |
---|---|---|
省メンテナンス | ・家事・育児で忙しく手が回らない ・メンテナンスの時間が取れない ・見た目はきれいに保ちたい | ・塗装や防腐処理が不要 ・水洗いで簡単にきれいになる ・手間なく美観を維持できる |
安全性重視 | ・小さな子どもや高齢者がいる ・ペットがデッキを歩く ・長く安心して使いたい | ・木のトゲが出にくく安全 ・すべりにくい表面加工あり ・湿気や害虫に強く長持ち |
手入れをなるべく省きたい方
ウッドデッキを導入したいけれど、塗装や掃除に時間をかけたくないという方には、樹脂製ウッドデッキがぴったりです。
防腐処理や再塗装といったメンテナンスがほとんど必要なく、日々の家事や育児で忙しい共働き世帯に人気があります。
長期間きれいな状態を保ちたいけれど、手間はかけたくない方にとっては、理想的といえるでしょう。
安全性や耐久性を重視したい方
小さなお子さまや高齢のご家族、ペットと暮らしているご家庭には、安全性の高さは重要視すべきポイントです。
樹脂製ウッドデッキは、ささくれができにくく、すべりにくい表面加工が施されているので安心して使用できます。
また、湿気や害虫に強く、長期間にわたって状態を保ちやすい点が天然木より優れており、一度設置したら長く使いたい場合には最適の素材です。
樹脂製ウッドデッキの設置前に知っておきたいポイント

樹脂製ウッドデッキは素材としての性能が高い反面、施工方法や使い方によって快適さや耐久性に差が出ることがあります。
せっかく設置するなら、長く気持ちよく使えるよう、事前に確認しておきましょう。
チェック項目 | 内容 | 注意点・アドバイス |
---|---|---|
基礎の作り方 | 地面の状態に合った基礎を組み、水はけを確保 | 施工不良があると、ぐらつき・たわみ・カビの原因に |
地域の気候条件 | 雨や湿気の多い地域では通気性や排水性が重要 | 地元で施工実績のある業者に相談するのがおすすめ |
設置場所の環境 | 落ち葉が多い/風通しが悪い/日当たりが強い場所など | 掃除やメンテナンス性、直射日光対策(日よけ・素材色)を検討 |
使用目的に応じた設計 | バーベキュー、洗濯スペース、くつろぎスペースなど | 用途に応じて設計や導線を工夫すると快適に使える |
耐久性を左右する基礎や施工方法
素材がどれだけ丈夫でも、施工が不十分であれば本来の性能を発揮できません。
ウッドデッキの施工で特に重要なのは、下地や基礎の作り方です。地面の状態に合った基礎をしっかりと組み、水はけを確保しておくことで、たわみやぐらつき、カビの発生などを防げます。
地域によって気をつけるべきポイントや気候条件は変わるため、施工はご自身の住む地域で工事経験豊富な地元の外構会社に依頼するようにしましょう。
長く快適に使うポイント
設置場所の環境によって、ウッドデッキの使い心地は大きく変わります。
例えば、落ち葉が多くたまる場所や風通しの悪い場所では、掃除のしやすさを考慮した設計にしなければメンテナンスが大変です。
また、直射日光の当たる場所に設置する場合は、デッキ材の色や日よけの設置を検討し、日光を避ける工夫をすれば快適に過ごしやすくなります。
用途や場所に応じて最適な設置条件がかわることから、施工を依頼する外構会社とよくプランニングしておきましょう。
後悔しないよう、自分に合ったウッドデッキを選ぼう

樹脂製ウッドデッキは、耐久性の高さやお手入れのしやすさなど、日々の暮らしにうれしいメリットがたくさんあります。
ただし、快適に使うには、素材選びだけでなく、設置する場所や施工の方法が大切なポイントです。
ウッドデッキのある暮らしをもっと楽しむアイデアは、「ウッドデッキのある暮らしの魅力」の記事でも詳しく紹介しているのでご覧ください。
リバーガーデンでは、ウッドデッキの素材選定から施工、アフターケアまでを一貫してサポートしています。
自分たちに合ったウッドデッキを選びたいとお考えの方は、どうぞお気軽にご相談ください。