フェンス
DIYでできるフェンス設置のアイデア

茨城県で外構工事を行っているリバーガーデンです。
最近ではホームセンターや通販で材料を揃え、ご自身でフェンスを設置する方が増えています。
例えば「隣家との目隠しをしたい」「ペットやお子さんが外に出ないようにしたい」「庭の雰囲気をナチュラルに整えたい」といった目的に応じて自由にデザインできる点が、DIYの魅力です。
この記事では、外構のプロである私たちリバーガーデンが、初心者の方が気軽に取り組めるフェンスDIYのアイデアや設置のポイントを、わかりやすくご紹介します。
目次
DIYフェンスを設置するメリットとは?

フェンスの設置は、外からの視線を遮る目隠しや、敷地の境界を明確にするといった役割があります。
DIYで行えば費用を抑えられるだけでなく、楽しみながら外構づくりに取り組める点が魅力です。
ここでは、フェンスをDIYで設置して得られる主なメリットを、2つの観点からご紹介します。
業者より安くアレンジできる
フェンスの設置を業者に依頼すると、材料費に加えて人件費や施工費がかかりますが、DIYであれば材料費と工具代のみで済み、コストを大きく抑えられます。
さらに、自分で塗装やアレンジがしやすく、ナチュラルやモダンといった好みに合わせたテイストで仕上がるのはメリットです。
特に茨城県のように戸建て住宅が多い地域では、ホームセンターやネット通販を活用してフェンスをDIYする方が増えています。
プライバシー・防犯・デザイン性がUP
フェンスには、視線を遮り、プライバシーを守る効果があります。
敷地に明確な囲いを設ければ、防犯意識の高さを周囲に印象づけたり、実際に不審者を寄せ付けにくくすることが可能です。
また、植物との組み合わせや素材の選び方によって自分好みのデザインにでき、外構全体の満足度が上がります。
初心者向けフェンスDIYアイデア5選

「DIYに挑戦したいけれど、どんなフェンスがあるのか分からない…」という方に向けて、初心者が比較的簡単に設置できるフェンスのアイデアを5つご紹介します。
どれも材料が手に入りやすく、使用する工具が最小限で済むため気軽に挑戦しやすい方法です。
フェンスタイプ | 特徴・ポイント |
---|---|
ラティス+スタンドフェンス | – 木製や樹脂製のラティスを使用 – スタンド式で穴あけ不要 – 置くだけで設置できる手軽さ – 重しで倒れにくくする工夫が可能 – 軽い目隠しにおすすめ |
ミニフェンス | – 高さ30〜60cmの低めフェンス – 地面に差し込むだけで簡単設置 – 木製・アイアン風などデザイン豊富 – 花壇や区画整理にぴったり – 装飾性が高くガーデン向き |
すのこ | – 安価で加工しやすい木製すのこを使用 – 塗装でデザイン性アップ – 支柱と組み合わせれば高さ調整が可 – ナチュラルな庭と相性が良い – 見た目を重視したDIYに最適 |
板張り | – 板材+支柱で本格的な構造 – 縦張りは風通しが良くスッキリした印象 – 横張りは目隠し効果が高い – 基礎固定をしっかり行えば長持ち – デザインの自由度が高い |
ワイヤーメッシュ | – 軽量な金属製メッシュを使用 – 結束バンドで簡単に固定可能 – グリーンフェンスとして活用可 – 圧迫感がなく通気性抜群 – DIY初心者に扱いやすい |
工具不要で置くだけ設置!ラティス+スタンドフェンス
木製や樹脂製のラティスをスタンドに立てて設置するフェンスで、手軽に目隠しをしたいときに便利です。
スタンドタイプにすれば地面に穴をあける必要がなく、購入すれば置くだけですぐに使えるため手間がかかりません。
ただし、固定していないぶん強風で倒れる危険性があるので、プランターやブロックで重しをしておくと安心です。
花壇や菜園にぴったり!装飾性の高いミニフェンス
ミニフェンスとは、花壇や小さな家庭菜園を囲うのにぴったりな、高さ30〜60cm程度の低めの装飾フェンスです。
地面に差し込むだけで簡単に設置でき、ナチュラルな木製タイプや洋風のアイアン風といった豊富なデザインから選べ、人気が高まっています。
目隠しや防犯効果は高くありませんが、敷地の境界や入ってほしくない場所をはっきりと示したいときにおすすめです。
ナチュラルな仕上がりが魅力のすのこフェンス
すのこは安価で加工しやすく、塗装によって防腐効果を高めたり好みのデザインにできるので、DIYにはうってつけです。
木製すのこを縦に立て支柱と組み合わせることで、ある程度の高さを確保でき、プライバシー確保や防犯につながります。
すのこは木製なので、ナチュラルテイストの庭におすすめです。
しっかり固定で長持ち!板張りフェンス
本格的なDIYフェンスに挑戦したい方は、板材を支柱に取り付ける板張りフェンスを自作してみましょう。
縦張りにすると風通しが良くスタイリッシュな印象になり、横張りは目隠し効果が高く外部からの視線をしっかり遮ります。
防腐塗料を使い、基礎部分を丁寧に固定すれば、長く安心して使えるようになるフェンスです。
植物との相性◎!ワイヤーメッシュフェンス
軽量で扱いやすい金属製メッシュを活用したフェンスです。
目の荒いメッシュを選べば、見た目が軽やかで、圧迫感の少ない囲いを作れます。
DIY初心者でも結束バンドを使って簡単に設置でき、つる植物を絡ませればグリーンフェンスになるなど、活用の幅が広いことが特徴です。
フェンスDIYの前に知っておきたい基礎知識

フェンスをDIYで設置する際には、見た目や素材選びだけでなく、設置環境や周囲との関係まで考慮する姿勢が成功のポイントです。
具体的に確認すべき要素を、まとめました。
基礎知識 | 主なポイント | 説明 |
---|---|---|
目的でフェンスは変わる | ・ 目隠し・防犯対策 ・ペットや子どもの飛び出し防止 ・ガーデンの演出 | ・ 用途により必要な高さや素材が異なる ・見た目重視か機能重視かを決めておく ・最適な設置方法を選ぶ判断基準になる |
地面の状態 | ・土/コンクリート/人工芝など ・傾斜や水はけの有無 ・適した固定方法の検討 | ・地面の素材で支柱の固定方法が変わる ・傾斜や水はけが悪いとぐらつきの原因に ・安定性と耐久性に関わる重要な要素 |
境界線と敷地確認 | ・境界の明確化 ・隣地との距離の確保 ・近隣への事前連絡 | ・境界線の誤認はトラブルの原因に ・敷地内に余裕を持って設置すると安心 ・トラブル回避には隣家へのひと言が大切 |
これらの基礎知識をしっかりと押さえておくと、DIYでも安全かつ満足のいくフェンス設置が実現しやすくなります。
用途に合ったフェンスを選ぶために、設置目的を明確にしよう
フェンスは、隣家からの視線を遮る、防犯やペットの飛び出しを防ぐ、庭の景観を整えるといった目的によって必要な性能や形状が大きく変わります。
もし目隠しが主な目的であれば、高さや密度のあるデザインにしなければなりません。
一方、境界をはっきりさせたり、ガーデンの演出が目的であれば、装飾性のある低めのフェンスで十分です。
このように、まずは何のために設置するのかを明確にしておくことが、材料選びや施工方法を決めるうえでの大切な出発点になります。
地面の種類や傾斜を確認して、安定した設置を目指そう
設置する場所の地面がどのような素材かによって、フェンスの最適な固定方法が異なります。
また設置前に地面の傾斜や水はけの状態を確認し、ぐらつきや劣化を防ぐための工夫をあらかじめ行いましょう。
例えば土の上に設置するなら杭を打ち込んで支柱を安定させたり、コンクリートの場合はアンカーボルトや専用のベースを使用します。
境界線と敷地の位置をしっかり確認
フェンスを隣家との境界に近い場所へ設置する際には、敷地の正確な範囲を把握しておく必要があります。
ブロック塀や植栽がある場所が境界線とは限らないので、土地の図面を確認するか、市町村や不動産会社に相談してみてください。
また、フェンスの設置が隣地に影響する恐れがあるときは、あらかじめ声をかけ近隣トラブルを防ぐようにしましょう。
DIYフェンスにかかる費用

フェンスをDIYで設置する際に気になるのが、費用面です。
いくらDIYが安く済むとはいえ、よく調べずにスタートしてしまうと結局高くついてしまうかもしれません。
特に茨城県では敷地の広い住宅が多く、フェンスを長く設置したい場合は材料費に注意して下調べをする必要があります。
フェンスタイプ | 目安価格(1枚あたり) | 特徴 |
---|---|---|
ラティスフェンス | 3,000〜10,000円 | 木製や樹脂製。装飾性が高く庭に映える |
すのこ(DIY用) | 1,500〜3,000円 | 加工が簡単で安価。目隠しや装飾に人気 |
板材(1×4、2×4材) | 200〜900円/本 | 自由度が高く、本格的なフェンスに最適 |
ワイヤーメッシュ | 700〜2,000円 | 軽量で扱いやすく、植物との相性◎ |
木製パレット | 0〜2,000円(中古) | 再利用素材は無料。エコで無骨な雰囲気に |
表の材料費に加えて、支柱や金具、塗料、固定用ブロックを予算に含めておくと安心です。
フェンス設置を外構会社に任せるべきケース
簡単なフェンスであれば十分DIYで設置できますが、設計から固定まで自分で行うには限界があります。
例えば、傾斜地や高低差のある場所に設置する場合や、高さのある本格的なフェンスを固定したいときには、専門的な技術が必要です。
また、隣地との境界があいまいなケースや、建築基準法や地域の景観条例によって設置条件が定められているエリアでは、誤って設置してしまうとトラブルにつながるおそれがあります。
こうした際には、事前に外構会社へ相談し、安全面や法規制をふまえたうえで施工を進めましょう。
DIYで庭の印象と暮らしが変わる!まずは小さな一歩から

フェンスのDIYは、コストを抑えつつ、庭や外構の雰囲気を自分の好みに合わせて整えられる実用的な方法です。
まずは小さな花壇まわりから始め、慣れてきたら本格的な目隠しフェンスにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ただし、「自分で対応できる範囲」と「専門業者に任せたほうが安心な部分」を見極めることは安全面から欠かせないポイントです。
DIYでフェンスを設置してプライバシーを確保したい方は、「目隠しフェンスの効果と選び方」の記事もぜひ参考にしてみてください。
茨城県でフェンスや外構に関するご相談がございましたら、ぜひリバーガーデンまでお気軽にお問い合わせください。