メンテナンス
季節ごとにやっておきたい外構メンテナンスのポイント

茨城県で外構工事を手がけるリバーガーデンです。
外構工事をご依頼いただいたお客様から「春先に雑草が伸びて困る」「落ち葉で排水溝が詰まり水が流れない」「冬の霜で塀にひび割れができた」など、季節ごとに異なる悩みの声を多くいただいています。
茨城県は、季節による湿度や気温の変化が激しいため、いつ、どういった手入れが必要なのかわからない方は多いでしょう。
そこでこの記事では、外構工事のプロである私たちリバーガーデンが、春夏秋冬それぞれの季節に合わせた外構メンテナンスのポイントを解説します。
春の外構メンテナンス

春になると植物が一気に伸びはじめ、庭まわりがにぎやかになる反面、雑草や虫が増えやすくなってきます。
冬の間に気づかなかった外構の傷みが見えてくるのもこの時期です。春のうちにしっかり手を入れておくことで、その後の季節も気持ちよく過ごせます。
春のメンテナンス内容 | 実施理由 | ポイント |
---|---|---|
雑草対策 | 暖かくなると急速に繁殖する | ・防草シートの補修 ・除草剤の使用 ・砂利の見直し |
木の剪定 | 枝葉が伸びる前に整える | 成長期前に行うのがベスト |
土壌改良と肥料の施用 | 冬に固くなった土をほぐして植物の成長を促す | 有機堆肥や腐葉土の混合 |
害虫予防 | 春先から活発化する虫の発生を防ぐ | 植物に応じた予防スプレーを使用 |
春先に必ず行うべき雑草対策
春に気温が上がると、雑草が一気に伸びて庭全体に広がりやすくなります。
そのため、外構の防草シートに破れやずれがないか確認し、雑草が生えやすい場所には除草剤をまいて、根からしっかり枯らしましょう。
除草剤を使用できない場所には、砂利を敷き直して土と地面の隙間をふさぐと、雑草が生えにくくなります。
枝葉が伸びる前に植木を剪定しておく
春先は、庭木をすっきり整えておく良いタイミングです。
枝葉が込み合う前に剪定しておくと、外観のバランスが良くなるうえに、風通しが改善されて病害虫の予防にもつながります。
密集している箇所を見極め、ハサミや剪定ばさみで切り戻しておきましょう。
庭の草花のための土作り
お庭の草花を美しい状態にしておくには、春の土づくりが欠かせません。
栄養価が高くふかふかの土壌ができれば、植物の根が張りやすくなります。
冬に固くなった土は、春になったら耕して有機堆肥や腐葉土を混ぜ込み、通気性と排水機能を復活させておくことが大切です。
増える前に害虫の発生を未然に防ぐ
気温が上がってくると害虫の活動が始まり、放っておくと繁殖が進んで植木や草花が枯れてしまうだけでなく、お庭全体の見栄えが悪くなってしまいます。
見つけた害虫は被害が広がる前に取り除き、種類に応じた忌避アイテムの使用や薬剤の散布をしておくと効果的です。
夏の外構メンテナンス

夏は高温多湿の影響を受けやすく、植物の水分管理や害虫対策、強い日差しによる素材の劣化、電動設備の稼働状況など、外構にさまざまな負荷がかかる季節です。
外構を良好な状態で使い続けるためには、日差しや湿気への対策と、こまめな点検が欠かせません。
夏のメンテナンス内容 | 実施理由 | ポイント |
---|---|---|
植物の水分管理・害虫対策 | 高温で乾燥しやすく、害虫が発生しやすい | ・朝晩の水やりを行う ・自動散水装置の設定を見直す ・葉の裏までチェックし、早めに駆除する |
強い日差し対策 | 紫外線と高温で木材や樹脂製品、舗装材が痛みやすい | ・シェードやオーニングで直射日光を遮る ・日陰をつくる植栽やフェンスを配置する |
電動設備の稼働確認 | 雨水混入や高温で故障リスクが高まる | ・雨天後に電気系統を点検する ・配線や基盤に異常や腐食がないか確かめる |
植物の水分管理と害虫対策を徹底する
気温の高い夏は、植物の水分不足を防ぐためにも、涼しい時間帯の水やりが欠かせません。
タイマー付きの自動散水装置を利用している場合は、時間設定を見直しておきましょう。
また、茨城県では夏は高温多湿になり害虫が繁殖しやすいので、葉の裏や茎の付け根まで丁寧に点検し、早めに駆除や薬剤散布を行うことが重要です。
強い日差しによる外構の素材劣化を予防
夏の紫外線や高温により、ウッドデッキ、樹脂製品、コンクリート舗装は特に劣化しやすくなります。
シェードやオーニングの設置、目隠しフェンスや低木・高木の植栽で直射日光を遮って、素材の寿命を延ばす工夫が効果的です。
また、定期的に塗装や保護剤を塗り直し、紫外線ダメージを軽減しましょう。
電動設備を点検して故障を防ぐ
外灯やポンプ、自動散水装置などの電動設備は、暑さや雨水により故障するリスクが高まります。
梅雨明けや集中豪雨の後は、配線や制御基盤の腐食・断線、防水カバーの不具合など、外構の電気系統に異常がないか必ず確認しましょう。
異常を発見したら早めに専門業者に相談し、部品交換や修理するのがおすすめです。
秋の外構メンテナンス

秋は、夏の暑さや雨風で傷んだ外構を点検・修復し、寒さが厳しくなる冬に向けた準備を始める大切な時期です。
気温が下がり作業がしやすくなるので、外構の点検や修繕に向いています。
秋のメンテナンス内容 | 実施理由 | ポイント |
---|---|---|
落ち葉の清掃 | 排水溝や溝が詰まりやすくなる | ・こまめに掃除する ・落ち葉がたまりにくい場所を重点的に確認する |
排水溝のチェック | 冬の凍結・詰まりのリスクを減らす | ・水を流して詰まりがないか確認する ・必要に応じて高圧洗浄を検討する |
植栽の剪定 | 枝葉が密集すると病害虫の原因になる | ・冬越し前に樹形を整える ・風通しや日当たりを意識して剪定する |
照明の点検・修理 | 夜間が長くなる季節に備えて安全性を確保する | ・電球の交換やソケットの緩みを確認する ・配線の破損や接触不良がないか点検する |
落ち葉を定期的に片付けて清潔に
秋になると、枯れ葉が塀やタイルの溝、排水溝に溜まりやすくなります。
落ち葉は放置すると濡れた状態で腐敗し、悪臭や害虫の発生につながるため、週に一度程度、箒やブロワーで片付けましょう。
こまめに掃除すれば雨水がスムーズに流れるだけでなく、庭やアプローチ、玄関まわりを清潔に保てます。
排水溝を点検して凍結や詰まりを防止
冬に向かって気温が下がると、排水溝に残った水が凍結して氷塊となり、詰まりやひび割れの原因になります。
秋のうちに排水溝周辺のゴミや泥を取り除き、網やフィルターがあれば交換・清掃しましょう。
実際に少量の水を流して滞りがないか確認し、必要に応じて市販のパイプクリーナーを使用すると、手の届かない配管内部の汚れを掃除できます。
植栽の剪定で樹形を整える
外構に植えた庭木は、夏の間に伸びた枝葉を放置すると、秋以降に病気や害虫が発生しやすくなります。
剪定は、枝や葉の密集部分を優先して切り、風通しと日当たりを確保するのがポイントです。
また、虫を植栽の中で越冬させないように、秋の剪定と同時に園芸用の薬剤を使って害虫予防をしておくようにしましょう。
冬に向けて夜間の安全を確保する
秋になると日没が早まり、外まわりが暗くなる時間が長くなってきます。
そのため、照明やライトの点検・メンテナンスはできるだけ早めに済ませておくのがおすすめです。
もし電球が切れていたり、配線やソケットに不具合があると、安全面に影響するおそれがあります。
すべてのライトがきちんと点くかどうか確認し、腐食や破損が見つかった場合は、無理に自分で対応せず専門業者に相談しましょう。
冬の外構メンテナンス

冬は気温の低下に加えて、雪や氷の影響を受けやすいため、外構の素材や設備に大きな負担がかかる季節です。
特に茨城県の内陸部では朝晩の冷え込みが厳しく、霜や凍結によるトラブルが多く発生します。
外構材のひび割れや排水機能の低下、水道管の凍結といった問題が起きると建物全体に影響を及ぼすおそれがあるため、事前に対策しておきましょう。
冬のメンテナンス内容 | 実施理由 | ポイント |
---|---|---|
除雪対策・雪かき道具の準備 | ・雪によるスリップを防ぐ ・建物・構造物の破損を防ぐ | ・雪かきスコップを用意する ・融雪剤を準備する |
凍結防止対策 | ・水が滞留すると氷になり、ひび割れや滑りの原因になる ・凍結や破損による水漏れや修理費用の発生を防ぐ | ・落ち葉を取り除く ・断水前に水抜きを行う ・凍結防止カバーを使用する |
外構材の耐寒性チェック | 氷点下でひび割れや剥がれが起きやすい | ・劣化を点検する ・早めに補修を検討する |
雪かき道具を揃えて事前対策を
冬は積雪を放置すると、凍結してアプローチが滑りやすくなったり、門扉やフェンスは雪の重みで破損する恐れがあります。
雪かき用のスコップや融雪剤はあらかじめ用意しておき、雪が本格的になる前に対策を済ませておくことが大切です。
なお、融雪剤は凍結防止だけでなくコンクリート保護に役立つため、適量を選んで散布しておきましょう。
排水溝と配管の凍結防止でひび割れや水漏れを防ぐ
水が溜まると凍結し、ひび割れや滑りの原因になるだけでなく、水道管が破裂すると高額な修理費用が発生します。
予防にはまず、落ち葉やゴミを取り除き、排水溝や側溝に水がたまらないようにしたり、蛇口や配管に凍結防止カバーを取り付けましょう。
知らないうちに内部が凍結している場合が多いため、冬は水回りを定期的に点検し、異常がないか必ず確認する必要があります。
外構材の小さなひび割れは早めに補修しよう
寒さが厳しくなると、コンクリートやモルタル、木材は亀裂や剥離が発生しやすくなります。
外構材全体を見渡して、浮きや亀裂、剥がれがないかを確認し、ひび割れが小さいうちに補修剤やシーリング材で埋めて、劣化の進行を防ぎましょう。
強度が低下した部位は雪が積もるとさらに壊れやすいため、早めに対処するのがポイントです。
季節ごとのメンテナンスで外構を長持ちさせる

外構をきれいに、そして快適に使い続けるには、季節ごとのお手入れが欠かせません。
四季の流れを意識して、春は雑草対策や土の手入れ、夏は樹脂製品の紫外線対策、秋には落ち葉の清掃や照明の点検、冬は積雪や凍結対策を行いましょう。
こうした作業をその時期に合わせて丁寧に行って外構の機能性を維持し、見た目の劣化を防ぐことができます。
茨城県で外構工事を手がけるリバーガーデンでは、季節の変化に対応した外構設計や、日常のメンテナンスを見据えたご提案を行っています。
現在の外構の状態が気になっている方や、季節ごとの手入れについて相談したいとお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。