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センスの良いエクステリアデザインの作り方

センスの良いエクステリアデザインの作り方

茨城県で外構工事を手がけるリバーガーデンです。お客さまからエクステリアについて様々なご相談をいただいています。

「統一感がない」「ごちゃついて見える」といった悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。住まいを引き立てるエクステリアの印象は、「なんとなくセンスがいい」と感じさせるかどうかが大きなポイントです。

この記事では、センスの良いエクステリアデザインを実現するための基本的な考え方やスタイルごとの特徴、取り入れやすい工夫などを詳しくご紹介します。

エクステリアデザインにおける「センス」とは?

エクステリアデザインにおける「センス」とは?

「センスが良いエクステリアですね」と言われたとき、それは単なる見た目の評価だけではありません。

整った構成、美しいバランス、そして何より“心地よさ”を感じさせるかどうかです。

ここでは、エクステリアにおける「センス」とは何か、その中身を掘り下げてみましょう。

センスの良いデザインの共通点

センスの良いエクステリアに共通する要素を整理します。

要素内容
シンプルさ無駄を省いた設計でスッキリと見せ、手入れもしやすい
統一感素材や色味に一貫性があり、全体にテーマ性を持たせている
色のバランス外壁や植栽とも馴染む配色で、強すぎない自然なコントラストを意識

シンプルさが生むゆとりと上質感

装飾を盛り込みすぎると、ごちゃついた印象になりがちです。

無駄をそぎ落としたシンプルなデザインは、空間にゆとりを生み、住まい全体に洗練された印象を与えてくれます。

手入れがしやすいのも大きなメリットです。

統一感で空間を引き締める

たとえば門柱とアプローチに同じ素材を使うだけでも、空間全体に一体感が生まれます。

バラバラな要素が混在するよりも、素材や形状、色を揃えることで、外構の完成度はぐっと上がります。

色のバランスが印象を決める

配色はエクステリア全体の印象を大きく左右します。

グレーや黒を基調にするとモダンでスタイリッシュな印象に、木目やベージュを取り入れると温かみのあるナチュラルな雰囲気に仕上がります。

建物との相性を見ながら、強すぎない自然なトーンでまとめるのがポイントです。

センスが良いと感じる心理的要因

多くの人はバランスの取れたデザインを見ると、無意識のうちに安心感や好印象を抱きます。

木々(植栽)の配置や足元の照明といった細部にまで配慮が行き届いたエクステリアからは、「この家は丁寧に手がかけられている」という印象を与えます。

センスの良さとは、見た目の美しさだけでなく、見る人の心に自然となじむ空気感を生み出すでしょう。

センスの良いエクステリアデザインの基本原則

建築パースウッドデッキ

エクステリアをセンス良く見せるには、ただ装飾を加えるだけではなく、長く使いやすく、住まいと調和することが求められます。

シンプルなデザインを心がける

装飾を盛り込みすぎると、かえって統一感がなくなってしまいます。直線的でシンプルな構成にすることで、空間に余裕が生まれ、年月が経っても飽きがきません。

迷ったときは「引き算」の視点を持つことが大切です。

色と素材の使いすぎに注意

色や素材の選択肢は非常に多く、ついあれこれ取り入れたくなってしまいますが、種類が増えすぎると全体のまとまりがなくなり、雑多な印象を与えてしまいます。

ここでは、バランスよくまとめるための基本的な考え方を3つに整理しました。

項目ポイント
色の数メイン+サブ+アクセントの3色以内が理想
素材の種類タイル・石材・木材など2~3種類程度に絞る
配色の考え方建物の外壁や屋根との相性を意識し、全体に一体感を持たせる

色の数は3色以内に抑えるのが基本

エクステリアの配色は、メインカラー・サブカラー・アクセントカラーの3色程度にまとめるのが理想的です。

これ以上の色数になると、バラつきが出て落ち着きのない印象になることが多いため、色味の方向性を統一することが大切です。

素材は2〜3種類に絞って質感を活かす

素材も同様に、種類が増えるほどチグハグになりやすくなります。

タイル、石材、ウッドといった定番素材から2〜3種類に絞り、それぞれの質感や色調が調和するように組み合わせると、見た目に統一感が生まれます。

配色は建物との相性がカギ

エクステリア単体で美しく見えても、建物と合っていなければちぐはぐな印象になります。外壁や屋根、サッシの色など、建物全体のトーンを踏まえて色や素材を選ぶことで、自然に馴染むデザインに仕上がります。

エクステリアデザインのスタイル別ポイント

建築パース 玄関

エクステリアデザインは、建物やライフスタイルに合わせて選ぶのがポイントです。

ここでは代表的な3つのスタイルと、それぞれのポイントを整理してみました。

スタイル名主な特徴向いている住まいのタイプ
ナチュラルスタイル自然素材を使ったやさしい雰囲気。植栽との調和が重視される。木造住宅、和モダン、郊外型の戸建てなど
モダンスタイル直線的で無駄を省いたデザイン。モノトーンや金属系素材が多用される。シンプルモダン住宅、鉄骨造、都市部の住宅
エレガントスタイル曲線や装飾を活かしたクラシカルな印象。重厚感のある素材やアイアンなどが特徴。洋風住宅、輸入住宅、高級感を重視する住宅

ナチュラルスタイルとは?

自然素材や植栽を組み合わせ、やわらかく穏やかな空気感を演出します。木調フェンスや乱形石を使ったアプローチなどが定番で、経年変化も楽しめるスタイルです。

モダンスタイルの魅力と取り入れ方

グレーや黒を基調に、直線的なラインで構成されたスマートなエクステリアが特徴です。スリット照明などの演出を加えることで、シンプルながら印象に残るデザインになります。

エレガントスタイルで上質を演出

曲線や装飾を活かした、重厚で華やかなスタイルです。ロートアイアンや石材、大理石調タイルを使い、上品さを前面に出した仕上がりが好まれます。

センスの良いエクステリアデザインの実例紹介

建築パース エクステリア

実際の施工現場では、「予算とのバランス」「敷地条件への対応」「住まい手のライフスタイル」を踏まえて、センスの良いエクステリアが数多くあります。

ここでは、茨城県でよく見かけるタイプ別に、デザインの工夫と仕上がりの傾向をご紹介します。

実例タイプ主な特徴よく使われる素材
建売り住宅に手を加えたエクステリア最小限の変更で印象アップ。門柱の造作や照明の追加などでメリハリを出す。塗装門柱、宅配ボックス、植栽
小さな庭でもまとまりのあるエクステリア限られたスペースに動線と見栄えを両立。奥行き感を出す配置がカギ。化粧ブロック、タイル、シンボルツリー
角地を活かした開放的なエクステリア道路からの見え方を意識し、フェンスと植栽で視線をコントロール。アルミフェンス、目隠し植栽

建売り住宅に手を加えたエクステリア

最近では、建売り住宅のシンプルなエクステリアに、ひと工夫を加えるケースが増えています。

門柱にタイルを貼ったり、表札を変更したり、宅配ボックスを設置するなど、ポイントを押さえたリフォームで印象が大きく変わります。

なかでも好評なのが夜間のライトアップです。小さな照明をひとつ加えるだけでも雰囲気が変わり、住まい全体にほどよい上品さが生まれます。

小さな庭でもまとまりのあるエクステリア

庭があまり広くなくても、視線の抜けや素材の組み合わせを工夫することで、実際より広く感じさせることができます。

例えば、玄関アプローチと駐車場の間にシンボルツリーを一本立て、足元に割栗石をあしらうだけで、空間に奥行きが出ます。

舗装は全面コンクリートにせず、一部をタイル貼りにすることで変化を演出できます。

角地を活かした開放的なエクステリア

角地の住宅は外からの視線が入りやすい分、プライバシーと開放感のバランスが課題です。ここでは、目隠しフェンスと植栽の組み合わせが活躍します。

道路側には半透明のアルミフェンスを設け、植栽で柔らかくカバーすることで、閉塞感を出さずに視線を遮ることが可能です。

門まわりは通行人から見える角度を意識し、門柱のデザインや照明の配置を工夫すると、通りからの印象も格段に良くなります。

エクステリアデザインの計画と実践

花壇

理想のエクステリアを実現するには、イメージを明確にし、段取りをしっかりと踏むことが重要です。

センスの良いエクステリアは、なんとなく出来上がるものではありません。計画の段階からしっかり考え、プロの力を借りながら進めることで、理想のかたちが見えてきます。

ここでは、そんなエクステリア造りの基本的な流れをご紹介します。

デザインのイメージを明確にする

最初のステップは、「どんなエクステリアにしたいのか」をできるだけ具体的に思い描くことです。

そこで活躍するのが、イメージパースやスケッチです。最近は3Dパースを用いたプレゼンも一般的で、完成イメージを立体的に確認できます。

スケッチでも問題ありません。アプローチ幅や植栽配置、門柱の高さなどを具体的にしておくと、打ち合わせがスムーズになります。

また、好みのエクステリア写真を集めておくのも良い方法です。視覚的に共有できる資料があれば、業者側もイメージを正確に汲み取れるため、理想の仕上がりに近づけやすくなります。

専門家との連携と相談の重要性

建築パース エクステリア

エクステリアは、素材の選定や構造の検討、そして施工方法にまで専門的な知識が求められる分野です。

特に、次のようなケースでは専門家の判断が不可欠です。

シーンプロの力が必要な理由
土地の高低差がある場合水はけや擁壁の設計など、構造に関わる判断が求められる
法規制・隣地境界への配慮が必要な場合境界ブロックやフェンスの設置には法的ルールの理解と配慮が不可欠

土地の高低差がある場合は構造面に注意

高低差がある土地では、水の流れや土留めの構造など、見た目以上に慎重な設計が求められます。

自己判断で進めてしまうと、排水トラブルや安全性の確保が難しくなるため、専門家のアドバイスを受けるのが賢明です。

境界や法規制に関する知識も重要

境界ブロックの設置やフェンスの位置は、建築基準法や自治体ごとのルールに関わる部分です。

知らずに工事を進めると、後々のトラブルにもつながりかねません。事前に専門家に相談し、法的なチェックを受けておくと安心です。

防犯・照明計画にはプロの目が必要

最近では外構に照明を取り入れるケースも増えていますが、配置や明るさによっては防犯性に差が出ます。

プロの視点から、見落としがちな死角の解消や演出効果までを含めた提案を受けることで、実用性とデザイン性の両立が可能になります。

センスの良いエクステリアづくりは計画で決まる

計画イメージ

センスの良いエクステリアは、特別な素材や高価な設備でつくるものではありません。

大切なのは、全体の調和や使い勝手を考えた計画、そして細部にまで気を配る姿勢です。

茨城県のように季節の移り変わりがはっきりした地域では、気候に合わせた素材選びや施工時期の調整も、エクステリアの仕上がりに大きく関わってきます。

私たちリバーガーデンでは、お客様の暮らしに寄り添ったデザインを重視しながら、地域に合ったエクステリアプランをご提案しています。

見た目の美しさだけでなく、長く快適に使えるエクステリアを目指すなら、まずは一度ご相談ください。無料相談も随時受け付けております。